小档案
豊田道倫(とよたみちのり)は、日本のオルタナティブフォークシンガー 。
不定形ユニットパラダイス・ガラージとしても活動している。
小简介
岡山県倉敷生まれ、大阪府豊中市育ち。父親は京都大学名誉教授の豊田昌倫。 12歳のときに聴いた松山千春に影響を受け、ギターを始める。
1993年にパラダイス・ガラージで初めてステージに立つ。現在では不定形ユニットと化したパラダイス・ガラージだが、この時は3人編成だった。ノイズとサンプリングに弾き語りをミックスしたスタイルは、当時の大阪のスカム・シーンでも異端と呼ばれていた。その当時の自主制作のカセットテープが話題となり、1995年にアルバム"ROCK'N ROLL 1500"でTIME BOMBからデビュー。 初期作品は、あの BECK を虜にした。
96年に上京し、活動拠点を東京に移す。上京後は東芝EMI傘下で伊藤英嗣主宰のインディ・レーベルRAIL RECORDINGSに所属し、上京前にTIME BOMBからリリースした"奇跡の夜遊び"に加え、"bedroom popsinger","SWEET 26","豊田道倫"と、1年で4枚のアルバムをリリースする。 その多作の理由として当時のインタビュー(ロッキン・オン・ジャパン 1997年5月号)で豊田は「作品を作るのに、現金がもらえるので、それが欲しくてやっている」と語っている。2000年以降の構造的な音楽業界の不況直前、大手レコード会社がインディー・レーベルを持つ事が流行っていた状況の中で、多くのインディース・ミュージシャン同様に豊田もその恩恵を受けていた。
1998年にeast west japanとメジャー契約。 制作費1800万円をかけて、アルバム"実験の夜、発見の朝"をリリース。翌年99年に契約を破棄。
以降は再びインディースで活動し、99年に"ROCK DREAM"をリリース。 2000年に"愛情"とベスト・アルバムをリリースする。その後、2003年の"人体実験"までリリースは途絶える。
2004年に2枚組のアルバム"sing a song"を自主レーベル「ハプニング」を立ち上げてリリース。このアルバムはエンジニアの内田直之と二人だけで全曲一発録りで、1日でレコーディングされた。
2005年には曽我部恵一や川本真琴などをゲストに迎え、"東京の恋人"をリリース。
上京から現在まで、新宿南口に近い小劇場「シアターPOO」で、平均して1~2ヶ月に1回というペースでライブを行っていて、豊田の活動における代名詞的なライブ・シリーズとして、ファンには知られている。
2006年に写真家の徐美姫と結婚。2007年には長男を授かっている。 2009年に離婚。